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融雪剤_凍結防止剤_使用方法

凍結防止剤( 塩化ナトリウム )・ 融雪剤( 塩化カルシウム )の違いや効果、使用方法、注意点についてまとめました。

冬の間、寒くなるにつれて道路の路面温度も低下し、通常0度以下で道路の凍結が始まります。 道路の凍結が始まると、
  • 路面上の水分が凍って、道路が氷で覆われるアイスバーン
  • 積もった雪の上を車が走ることで雪が固ってできる圧雪アイスバーン
になり、 一般に0度~氷点下3度(-3度)で道路の摩擦抵抗は極めて小さくなり、すべり易い状態となります。 道路がこのような状態のときは、タイヤと道路の摩擦が少なく車が氷の上を滑っているような状態で走行することになり、事故の危険性が増えることになります。 これを防ぐために、塩化ナトリウムや塩化カルシウムを道路に撒いて、凍結を防止したり雪や氷を解かす必要があるわけです。

  雪かき ① 見事に雪が積もりました。 ② このままでは足を取られて滑ったり。危ないので雪かきします。 ③ 雪かきで苦戦する地面にこびりついた氷。融雪剤を撒いてしばらく放っておくと、 ④ みるみる氷が融けていきます。 ⑤ これでひと安心!!おつかれさまでした。  

●凍結防止剤( 塩化ナトリウム )・ 融雪剤( 塩化カルシウム )にどんな効果があるの?
  • 道路の凍結を防ぎその状態を保つ凍結防止効果
  • 雪を溶かす融雪効果
普通、水分は0度で凍り氷や雪などの固体に変わりますが、水分以外の物質が混ざった水溶液になると0度より低い温度ならないと凍らなくなる性質があります。 その水が凍る温度のことを凝固点(ぎょうこてん)といい、水に溶けやすい塩を利用して氷や雪を水溶液に変えるわけです。 水に溶ける濃度に限界はありますが、濃度が高いほど凍りにくくなります。雪が降り続けば濃度はだんだんと薄くなっていきますが、ある程度の濃度の間は、0度では凍らない状態が続くので道路の凍結防止に役立つのです。 塩化ナトリウムは、水溶液濃度が23.3%で凝固点を-21度まで下げ、塩化カルシウムと比べて持続時間が長いため、主に凍結防止剤として用いられます。 塩化カルシウムは、水溶液濃度が32%で凝固点を-51度まで下げるので極寒地でも使用でき、塩化ナトリウムと比べて短い時間で多くの雪を溶かす即効性があるので、主に融雪剤として用いられます。 塩化カルシウムは水に溶けると発熱する効果もありますが、実際の道路上での凍結防止や融雪の効果は発熱反応を利用したものではなく、凝固点の低下と気温との間に発生する温度差を利用しているそうです。
●凍結防止剤( 塩化ナトリウム )・ 融雪剤( 塩化カルシウム )はどう使えばいいの?   肌に触れたり、口から吸引しないようにゴム手袋やマスクなどを着用し、 コップやシャベルなどを使用して撒くといいでしょう。 一般的に散布量は1平米あたりに一握り(30g~100g)程度が適正な使用量とされていますが、 撒くときの道路の状態や気温、積雪量、雪質などによって適正な散布量が大きく異なってくるため、標準量を定めるのが難しいのが現状です。 融雪目的で使用する際には1平米辺り100gを目安に効果を確認して、 効果が薄い場合は追加で散布するかたちで使用するのが良いでしょう。 下記の散布量の参考に散布を行ってください。

NaCL_CaCL2_71


凍結防止剤( 塩化ナトリウム )
  • 【積雪予防】 1坪※(3.3平米)辺り/約160g(約コップ1杯分) 路面に氷雪が固着しません。
  • 【積雪・氷結時】 1坪(3.3平米)辺り/約330g(約コップ2杯分) 約1時間でシャーベット状になり、雪かきがスムーズに出来るようになります。
 

NaCL_CaCL2_70

融雪剤( 塩化カルシウム )
  • 【雪の降り初め】 1坪(3.3平米)辺り/300g(約コップ2杯分) 路面に氷雪が固着しません。
  • 【雪が降った後】 1坪(3.3平米)辺り/300g(約コップ2杯分) 約1時間で融雪します。3m以上の積雪時は1.5kgを目安に散布して下さい。
  • 【雪が固着した後】 1坪(3.3平米)辺り/400g(約コップ3杯分) 約1時間でシャーベット状になり、雪かきがスムーズに出来るようになります。
自治体によっては適正な散布量の調査を行い公表しているところもありますので、 散布前に一度問い合わせてみるといいかもしれません。
●凍結防止剤( 塩化ナトリウム )・ 融雪剤( 塩化カルシウム )を使用する際に注意するべきこと
  • 凍結防止剤を使用する際にはゴム手袋やマスク、保護メガネなどを着用し、素手で直接触れないようにしてください。
  • 万一触れた際にはすべて洗い流して下さい。
  • 鉄や金属は塩が付着すると錆びる可能性がありますので、付着した場合は水でよく洗い流して下さい。
  • 車で凍結防止剤や融雪剤が散布された道路を走行したあとは、早めの洗車をこころがけましょう。
  • 植物にかけると、枯れさせる可能性がありますので直接の散布は避けましょう。
  • 口に含まないでください。
  • お子様の手の届かないところに保管しましょう。
  • 輸送、保管時は吸湿に注意して下さい。

※一坪は面積ですので、3.3平米。 これを広さで表すと畳2畳分。 畳一畳は地方により違いますが、原則として90cm×180cm。 ですので正方形にすれば、180cm×180cmです。

凍結防止剤( 塩化ナトリウム )・ 融雪剤( 塩化カルシウム )を使用する際に、ぜひ参考にされてください。